2011年11月14日月曜日

ゴスペルとは

ゴスペル・ミュージックの背景には、1620年代奴隷として強制的にアメリカ大陸に連行されたアフリカ人の長く過酷な歴史がある。

想像を絶する奴隷としての生活や人種差別の苦しみから、
白人社会に普及していた
"神のもとでは人間は皆平等である"
"すべての人には、どんな困難も乗り越えられる素晴らしい力が備わっている"
という聖書の教えに光を見い出し救いを求めた。

そして、アフリカ人の特有のリズム感や感性とヨーロッパの讃美歌などが融合し、1760年頃にゴスペルの母体となる"黒人霊歌"=スピリチュアルが誕生した。
魂を揺さぶられるような歌声、美しく力強いハーモニー。

その普遍的な魅力は時代や民族を越え、また日本では音楽ジャンルの一つと捉えられ、前向きな歌詞や一体感、その自由な雰囲気により、様々な自主サークルや音楽教室でも歌われている。

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